不動産コンサルタントのつぶやき

不動産コンサルタントが商業などで思うこと

新型コロナのゼロ・リスクは?

2020年4月29日に書いたものを一部加筆修正して再掲

 

インフルエンザの予防接種ワクチン。

インフルエンザの流行時の休校判断。

高速道路での速度制限。

エスカレーターの速度。

 

世の中には必ずリスクがある。

でも、ある程度のリスクの中で私たちは生きていくしかない。

 

インフルエンザの予防接種ワクチンもゼロ・リスクでは無い。

でも、そのリスクを許容して私たちは予防接種を受ける。

自動車にもリスクがある。でも、私たちは車のある生活をする。

高速道路もスピードは遅い方がリスクは低くなる。

でも、時速100kmというところで、

首都高速は、60kmという制限速度を許容している。

エスカレーターにもリスクはある。

エスカレーターの速度もそう。

電車にもリスクはある。

山手線の電車の速度、電車の間隔。

自転車にも、飛行機にも、新幹線にも、レストランにも、お酒にも、タバコにも。

でも、どこかで許容するラインを設定して生活を営んでいる。

 

新型コロナも感染リスクをゼロにすることは、絶対出来ない。

 

有効な薬が開発され、発症者に適切に処方できるようになる。

予防ワクチンが開発される。

1日の感染者が一定程度に収まる。

 

これらの状況が作られて、

新型コロナの特性が突き止められ、

新型コロナとある意味、共存できる社会が作られたとき、

私たちは、日常を取り戻すことが出来る。

でも、新型コロナはゼロ・リスクでは無い。

 

政府は、発症者への有効な薬の開発と配置に早急に努めるべきである。

そして、ゼロ・リスクでは無いということを、

社会として共存出来るのは何処なのか、

1日の感染者が何人になったら、許容出来るのか、

それを国民に明言し、

そこに向かって、国民一体となって進むという目的を示すべきではないだろうか。

ただ、「ステイ・ホーム」というだけでなく。

 

先が見えない不安、それこそが最大の問題であると思う。

 

巣篭もり、在宅ワークが続くなかで、思った。

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