今年もこの日が来た。
今年は、サンフランシスコ・49ersとKCチーフスの闘い。
愛国歌の独唱に続き、アーミィ、ネービィ、州兵などの隊列を伴って国歌独唱。
歌の終わりに空軍の戦闘機が会場の上空を通り抜ける。
毎年のことであるが、スーパーボウルのキックオフがいよいよという雰囲気を創り出す。
さらに今シーズンはNFL100周年ということで、キックオフのボールが運ばれてくるのも一工夫。
歴代のスーパースターが出演して、アメリカ中を渡って、子供が運んでくるというストーリー。
やっぱ、NFLはプロモーションが上手いな。
試合も最後まで、どちらに女神が微笑むか分からない展開だった。
まず、サンフランシスコ・49ers が、チーフスを3rd &outに抑えると、ガロポロが順調にフィールドを進めて、FG。
しかし、マホームズも最後は自ら飛び込み、TD。3ー7
そして、ガロポロにプレッシャーを与えてINTでボール獲得。
ここまでは、チーフスの流れかと思った。
49ersのディフェンスが粘り、結局これをFGで逃れる。3ー10
そして、その後、ガロポロも慌てず、パスを通して最後はTD。
前半終了時で、10-10のイーブン。
後半、49ersの最初の攻撃をファントに抑えた時点で、チーフスの流れかと思った。
チーフスは攻撃をFG圏内まで進めるが、WRがドロップ?を49ersがINT。
その後、FG。
さらにTDと4Q終了時点で20-10の展開。
流れは、49ersだと思った。
しかし、慌てて無いのが一人いた。
マホームズだ。
最後は、ケルシーにTDパス。
さらに、逆転のTDパス。これは微妙な3rd downでのTDでオフィシャルレビュー。
でも、結果は変わらず。
3rd down ロングでロングパスなど、マホームズの落ち着きと技術を見せつけた。
終わってみると、31ー20と差がついたように思えるかも知れないが、
どちらに転んでもおかしくない試合だった。
感想を2つ。
アンディ・リードHCは、フィラデルフィアの時から気になっていた。
モバイルQBの時代の幕開けを作る、ドノバン・マグナブとの組み合わせ。
凄く強いチームを作り、2001年シリーズから(記憶違いでなければ)4年連続してカンファレンス・チャンピオン・シップに駒を進める。
しかし、3年連続で敗退。
翌年、4度目の正直でやっとスーパーボウルに進む。
しかし、ブレディ擁するペイトリオッツに負ける。
名将と言われながら、肝心な試合で勝てない。
ただ、今回の優勝でその嫌な流れに終わり告げたのではないだろうか。
それと、マホームズ。
これまでにいないQB。
スーパースーパータレントである。
今日の試合で勝利を手にした。
これは、マホームズの大きな経験と自信になったはずである。
先程の、アンディ・リードHCとのコンビでチーフスは一時代を作るのではないだろうか。
そう、ベルチックHCとQBブレイディのコンビが一時代を築いたように。