多忙と無精者のせいで、数年ぶりの田舎。
父母も10年以上も前に死んでおり、兄弟だけの田舎。
小中学校の同級生とも少し疎遠になっていることもあり、なかなか帰省するきかいを失していた。
帰省した日に知った、中学の同級生の死。
年末に電話で話していたのに帰省の数日前に急死したとのこと。
非常にショックと死が身近にあることを感じる。
田舎に帰って何をするかというと、ひたすら寝る。
何だろう?よく眠れるのである。
鮭は生まれた川に戻るという。
川の匂いか何かを記憶しているのか分からないが、不思議なことである。
私も鮭と同じで、空気も少し海の匂いが混じっていたり、湿度感や緑の感じ、
そんなのが、気持ちを落ち着かせるのかな。
都会に長く住んでいても、愛着という気持ちの種類が違うのかも知れない。
東京で生まれ育った人は、空気感などで地元感を感じるのだろう。
生まれた場所の2倍も東京に住んでいるのに、
生まれところより長く東京に住んでいるのに、
何で東京にそういう空気感を得られないのだろう。
東京で生きている自分と田舎に戻った時の自分は違う人間ではないか、
など考えてしまう。
私は何んだろう。
東京にいる私は誰何だろう。
ま、自分のことを一番知らないのが自分かも知れない。